
UnsplashのMathew Schwartzが撮影した写真
法曹界にもゆるキャラがいる。
大分県弁護士会法律相談センターの“ふくろん”もその一人。
なぜフクロウなのかと言うと、「ほう(法)」と鳴くから。
このふくろん、実は一部の人たちからとても愛されている。
特に毎週金曜日のお昼前になると
「ふくろん…早よ」
「ふくろんはまだか」と待ちわびる声が。
その理由は、ふくろんがXで、
金曜日のお昼は もう土曜日にふみこんだものとみなす。
と宣言してくれるから。
これを「土ミナス(どみなす)」という。
「ん? それがなにか?」と思う方もいるかもしれない。
でもこの『みなす』という言葉、三省堂『新明解国語辞典』によると次のとおり。
みなす【見做す・看做す】
その場の状況(必要)から、実際はともかく、そうであると判断する。
ポイントは「実際はともかく」というところ。
特に法律の分野ではとても強い力を発揮する。
これが「推定する」なら、そうではないと証明すればひっくり返せるけれど、
一度「みなし」たことはひっくり返らない。
誰かが、「事実とは違います!間違ってますよ」と熱弁を振るっても
見るからに明らかな証拠を突き付けたとしても覆ることはない。
有無を言わさぬ力業なのだ。
平日だろうが、勤務中だろうが、
ふくろんがそう言うなら、誰が何と言おうと「もう土曜、もう休み」。
そんな横暴で強権的な“土曜“の発動を、
あくまでポップに宣言してしまうのがふくろんの魅力。
実際は、ふくろんの「土ミナス」を心待ちにしていたほとんどの人が
「もう休んでいいよ」と言われた後も仕事を続けていると思う。
「ああ、本当はもう休みなんだ」とそっと心に思う。
それで少し気持ちが軽くなる、そういうこと。
要は気の持ちよう。
言葉遊びで、お決まりのジョーク。
「休みなのにまだ働いているなんて…」とはならずに
「休みなのに頑張っている私、えらい」となる絶妙のライン。
それがふくろんの「土ミナス」の持ち味だと思う。
言葉だけじゃ現実は変わらない。
でも言葉一つで現実を“面白がる”ことはできる。
— ふくろん (@horitsusodan) 2019年6月14日
ふくろんは「大分県弁護士会法律相談センター」のマスコットキャラクターとして2011年頃に誕生。さまざまな活動を通じて大分県弁護士会の広報活動を担っています。