
明後日、子どもが帰ってくる。
一週間ほどいる予定。
年末年始の航空券が高すぎるという話をしているうちに
「わざわざ年末年始に帰省しなくても、今のうちに帰ってきたらいいんじゃない?」
と気づいたから。
かれこれ半年ほどうつ病で休職している子どもに
「しばらくこっちに帰ってくる?」と尋ねたこともあるけれど
「いや、いいや」と言う。
移動が億劫なのか、自分の家が良いのか、もしくは両方か。
でも今回は帰ってくるらしい。
月に一度、通院するたび「早く復職したい」と言い続ける子どもに、
医師はそのたび、「まあ焦らず」と言い続ける。
医師によると、焦るのは症状のうち。
「早く早く」と焦るのが普通。
急いで復帰したら一週間もたずに会社に行けなくなったというのもまた、よくある話。
子どもの主治医も、会社の人も、その辺の認識は同様で、
「一度うつ病になった人の再発率は50%。だから焦らず、しっかり治そう」と言ってくれている。
病気に対する知識や理解のある人たちが、子どものまわりにいてくれるのは幸せなことだ。
そういうわけで、次の通院の11月末まで、先のことは何も決まってない。
子どもが年末を、新しい年をどんな状況で、どんな気持ちで迎えているのか、
それはまだ、子ども自身にもわからない。
復職してたら、疲れて一人になりたいかも。
復職してなくても、やっぱり一人でいたいかも。
だったら、帰ってくるのは、多少余裕のでてきた今なのかも。
親が「戻ってきたらいい」
と言ったところで、子どもにとっての家は、ワンルームのあの部屋。
自分の家の居心地が良いなら、母はゴミ屋敷を片づけた甲斐があるってもんよ。
私にしても「いつでも戻ってきたらいい」は本心だけど
“ここ”が子どもにとっての家かと考えると、そんなことはないんだろうと思っている。
実家は所詮、親の家だと、私ならきっと思うから。
ありがたいかもしれないけど、要らないものもついてくる、そう思うから。
それでも、やっぱり楽しみで。
帰ってきたら近所の温泉まで一緒に散歩でも…なんて考えている。